生理痛からの子宮腺筋症

今回は「生理痛とピル」のお話です。



初めて生理が始まったのが小学生5年の時。

生理については始まる前から母に「大人になる準備」と聞いていたので、嬉しかったのを覚えています。


周りの友達にも何人かいたので、とくに戸惑うことはありませんでした。



私が生理痛に悩まされ始めたのは大学生になってからだと思います。

生理1日目から浮腫や頭痛もありましたが

とにもかくにも、お腹が痛い。とにかく激痛。立っていられないくらいの痛みだったので、生理が始まると父の持っている「ボルタレン」という鎮痛薬を痛みが出る前から6時間毎に飲んで過ごす日々でした。


ボルタレン(主成分:ジクロフェナクナトリウム)はお医者さんに病院でだしてもらうお薬です。市販薬ではありません。

効能は炎症や痛みの原因とされるプロスタグランジンという物質ができるのを抑えます。


痛くなる前に薬を飲んでしのいでいましたが、寝ていても薬が切れると起きてしまうようになり、一旦痛みを感じると薬を飲んでも効かないので、夜中起きるとそのまま朝まで痛みに耐えながら起きている状態で生理期間中は寝不足になるように…。


ということで、産婦人科に行くことにしました。そこで「子宮腺筋症」かもしれないという診断に。


子宮腺筋症とは、子宮内膜症とは違い、子宮筋層の中に子宮内膜組織が入り込む状態のことで、生理のたびに悪化していくので生理痛が酷くなったり出血量が増えたりします。


まだ、妊娠予定もなかったのでピルを飲んで生理を止めることにしました。(この時24歳)

子宮腺筋症の治療は対症療法(出た症状を抑えるだけ)か腺筋症部分を焼いたりする治療がありますがとりあえずピルを飲む方を選びました。生理が来なければ悪化はしないので。


ピルは色々なタイプがありますが、私は3ヶ月間1日一錠飲んで、1週間服薬をお休みするというサイクルのものを使っていました。血中濃度を一定にする為になるべく同じ時間に服用することが望ましいのですが、職業柄、日勤も夜勤もありましたし、仕事がバタバタしている時は休憩の時間もバラバラですので飲み忘れることもたまにありました。


ピルを服用している間は身体が妊娠している時と同じホルモン動態になるので、飲み始めてすぐはつわりのような吐き気がありました。ですので、妊娠するときはきっとつわりが酷いのだろうと思っていました。(実際妊娠して、5〜16週までつわりでした)ピルの副作用自体は1週間程度で無くなりました。


ピルに対する認識として、長期間の服用で排卵しなくなるということも聞きますが、医師と相談しながら正しく服用すればピルを上手く使いながら生理痛はコントロールできると思います。

私の友人から聞いた話で「生理が始まってすぐから10〜15年間飲み続けた女性で30歳で閉経した人がいる」という例があったようなので、適宜医師に相談しながらの服用をお勧めします。


私は2年以内に結婚する予定?でしたので長くて2年しか飲まないと決めていました。その為、服用中止して翌月には生理が来ました。ピルを中止した理由は妊活に向けてという理由ですので、妊娠するまでの数ヶ月は生理痛と闘いました😭


総じて、

私は生理痛で日常生活に支障を来たすレベルでしたのでピルを飲んで生理を一時的に止めることで、生理痛もなくなり、子宮腺筋症の悪化を緩徐にできたのでよかったと思っています!



【私が感じた!!ピルのメリット】

・生理痛からの解放

 =毎月の煩わしさがない。温泉も自由。

・子宮腺筋症の悪化防止

・確実に服用していれば避妊成功率約99.7%



【私が感じた!!ピルのデメリット】

・決まった時間に飲む手間、難しさ

・飲み始めの副作用

・毎月2000〜3000円の費用

・薬をもらいに病院に行く手間


という感じです。